バルサ50 スタウト
ザウルスジュニアのオリジナルカラー
3色ともに入荷しました!
ご注文はFAXまたはEメールにてお願いします。NOW ON SALE!!
3色とも50本ほどの生産です。
ご予約分は確保しました。
各色一桁在庫 数本ずつのみ店頭在庫ございます。
追加注文、ご予約がまだの方はお急ぎください。
店頭販売もしておりますので、行き違いで完売の際は
ご容赦ください。 ・・・・・・・・・・・・・・・・
カラーサンプルが上がりました
*サンプルは実際の仕様と異なります。
主な変更点は、3色とも白目(サンプルは2色通常の目になっています)
目の大きさ位置など各色にこだわって決めています。
ご了承の上 ご予約ください。
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目は下の写真のようになりました。

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NORIKURA 50スタウト オリジナルカラー 新企画です!
¥5400+税 50スタウト ザウルスジュニア オリジナルカラー:3色

(小雨に濡れるニューカマー達!)

写真ではちょっと見にくいけれど、
プーカとグリーンスケールは背中にスケール、
フロッグはセミナチュラル!
通常以上に手間をかけた職人泣かせのこだわりカラー郡!


(Saurus Jr オリジナルステンシル 金文字)
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Norikura Blue Phookaノリクラ ブループーカ*プーカとはアイルランド ケルト地方に住むゴブリン族の妖精。
いろんな動物に姿を変えて現れる、
いたずら好きな夜行性の小人妖精。
特に夜中の酔っ払いには悪戯をするらしい。
でもひとたび気に入られると、仕事のお手伝いもしてくれる、
きまぐれな森の妖精。
「プーカ!プーカ!お願いだから姿を見せておくれよ!」
と声をかけたならば・・
トップウォーターの相棒として、きっとプーカが働いてくれます。
ほら、小人の妖精に見えてきたでしょう。
*ブルーヘッド+スケールにドット。ボディーは夜光グロー。
目の周りはさらに濃いブルーで吹いています。
キャラクターの愛嬌を演出する大きめの白目
グローが光量の少ない時間帯や、
薄暮のプライムタイムにバッチリ働いてくれます。
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Norikura Old ScaleGreen
ノリクラ オールド スケールグリーン*往年の50ファン涙のオールドスタイル、
50最初期のスケールグリーンをベースに、
ノリクラ オリジナルカラーに採用。
現在のスケールグリーンとは違う、ヴィンテージの風合いです。
違いのわかる大人のためのカラー。
*小さめの白目、さらにこだわって離れ目です!
Norikura SemiNatural Frog
ノリクラ セミナチュラル フロッグ*木目の風合い。ボディーの下の方1/3ナチュラルのフロッグ。
スタウトは構造上ナチュラルができない。
それでもナチュラルが欲しい。
考えた末に下方のみならナチュラルにできるだろうと、
無理を通して決定したカラー。
明るめのフロッグにセミナチュラル。
どうしても木目という、マニアックなこだわりです。
*小さめの白目
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こぼれ話・・・お時間があれば読んでみてください。
アイルランド ケルト民族の昔話
「プーカの想い出」
プーカ(Phooka)
プーカはいたずらもするけれども
どこか憎めない親しみのある妖精です。
プーカは親切にしてもらえばそのお礼に
農家の仕事を手伝ったりするのです。
アイルランドのある村に
ポードリグという名の少年がいました。
少年の父は農夫でしたが、
村の農家の穀物を挽いて暮らしをたてていました。
ポードリグも父親の仕事を手伝っていました。
ある日のことでした。
ポードリグが野原で家畜の世話をしていたとき、
何かがつむじ風のように目の前を通りすぎて行きました。
でもポードリグは、
それが堀の側の古い水車小屋にいく途中の
プーカだと知っていたので
ちっともこわがらなかったのです。
日が沈むとプーカたちは
水車小屋に集まってくるのでした。
そこで少年はプーカにむかって叫びました。
「プーカ、プーカ!お願いだから姿をみせておくれよ。
その代わりぼくの大事な暖かい上着をあげるからさ。」
すると、牡牛の姿をしたプーカが
しっぽを勢いよく振りながら
少年に向かって突進してきました。
ポードリグはその牡牛に向かって
自分の着ていた上着を放り投げました。
すると牡牛はすぐに止まり羊のようにおとなしくなって、
ポードリグにこう言いました。
「今晩、月がのぼるころ水車小屋にきてみろ。
きっといいことがあるぞ。」
そこでポードリグはその晩
さっそく水車小屋に行ってみることにしました。
でもそこには、とうもろこしの麻袋が
地面にむぞうさに放り出されているだけで、
粉挽きの男たちは仕事もせず
ぐっすり眠こんでいるのでした。
ポードリグは腰をおろして待ちました。
でもいつまでたっても何も起こりませんでした。
ポードリグはとても疲れていたので
そのまま眠ってしまいました。
目が覚めたときはもう夜が明けていて、
見るとすべてのとうもろこしが
きれいに挽かれて粉になっていました。
でも粉挽きの男たちみんな
まだぐっすり眠ったままだったのです。
同じことが三晩も続きました。
そこでポードリグは今夜こそは
ぜったいに眠らずに見ようと決めました。
水車小屋には古い木箱があったので、
その夜ポードリグはその木箱に入り込むと、
隠れてその鍵穴からこっそりと
外の様子をうかがっていました。
するとちょうど12時になったとき、
6人の小さなプーカたちが
それぞれとうもろこしの麻袋をかついで
小屋に入ってきました。
その最後によれよれのぼろ服を着た
年寄りのプーカが入ってきて、
水車を回し始めました。
年寄りプーカは先頭にたって粉挽きの仕事をはじめ、
6人に仕事の指図をしました。
6人は水車をどんどんどんどん回し、
やがてすべての粉を挽きおえたのです。
粉挽きの男たちは目を覚ますことはありませんでした。
これを見たポードリグは驚き、
朝になってプーカたちがいなくなると
父親にこのことを話しました。
次の夜ポードリグは父親といっしょに
水車小屋の木箱に隠れて待ちました。
2人はポードリグが前の晩に見たのと同じ、
プーカたちがとうもろこしを
ぜんぶ粉に挽いているのを見ました。
ポードリグの父親はさっそく
なまけものの粉挽きの男たちをくびにしました。
粉挽きの仕事はぜんぶ
あの親切なプーカたちがやってくれるので
1ペニーだって支払う必要がありませんでした。
ポードリグの一家はどんどんお金持ちになっていきました。
でも近所の人たちはどうして粉屋が
あんなに金持ちになっていくのか不思議に思いました。
でもプーカのことはぜったいに秘密にしました。
妖精からの贈り物を他の人に話してしまうと
、その幸運が逃げていってしまうことを知っていたのです。
こうしてポードリグと年よりプーカとの
とても良い関係がつづいたのです。
ポードリグはときどき水車小屋に行っては
木箱に隠れてプーカたちが働くところを見ていました。
そのうちにポードリグは
こんな年よりプーカがよれよれのぼろ服を着て、
若いプーカたちを指図して
毎晩いっしょうけんめい働いているのが健気で
胸にじんとくるのでした。
そこでポードリグは寒い水車小屋で身体を暖かくするように、
年よりプーカに暖かい服をあげようと思いました。
心からの感謝を込めて
上等の洋服ひとそろいときれいな絹のチョッキを買って、
ある夜、年よりプーカがいつも立って
若いプーカたちに指図しているところに
そっと置いておきました。
そして木箱に隠れて鍵穴から覗いて見ていました。
いつものように真夜中にやってきた年よりプーカは
すぐに洋服に気付きました。
「これは何だ?」プーカは手にとって見ました。
「これはたしかにわしへの贈り物だぞ。
これを着たらさぞかしりっぱな紳士になることだろうよ。」
それでプーカはそれを着てみることにしました。
そのへんを楽しげにひょこひょこ気取って歩き、
自分のりっぱな紳士ぶりをほめました。
でもふと粉挽きの仕事を思い出して
いつものように働き始めました。
でも急に手を止め、
「いや、いや、わしはもうりっぱな紳士だ。
りっぱな紳士は粉なんか挽かないもんだ。
出かけていってこの紳士ぶりをみんなに見せびらかしてやろう。」
こう言うとプーカは、
古いぼろ服を小屋のすみに蹴り飛ばして
出ていってしまいました。
その夜は水車小屋では粉はいっさい挽かれませんでした。
次の夜もまた次の夜も。
年よりプーカが出て行ったあと
若いプーカたちも姿を消してしまったのです。
あの夜以来、水車小屋から
音が聞こえてくることはありませんでした。
ポードリグは子供の時からの
とても大切な友達を失ってしまったことを
ひどく悲しみました。
ポードリグ一家はプーカたちのおかげで
お金持ちになっていましたので、
プーカたちが去ったあと一家は
水車小屋と農家を売って大きな家を建て、
ポードリグはカレッジに入学しました。
でもポードリグはあの年よりプーカが懐かしく、
たびたび野原を歩き回ってはこう呼びかけました。
「プーカ、プーカ!戻ってきておくれよ。
もういちど僕に姿を見せておくれよ。
ぼくはお前に会いたいんだ!」
でも年よりプーカは姿を現わしませんでした。
ポードリグはその後永遠にあのなつかしい友人
プーカに会うことはありませんでした。
しかし年寄りプーカは
ポードリグを忘れたわけではありませんでした。
やがてポードリグはカレッジを卒業しりっぱな紳士に成長しました。
自分の家と土地を持ち、使用人も雇いました。
やがて美しい娘と結婚することになりました。
人々は妖精の王の娘のように美しいとうわさしました。
その結婚式でのことでした。
全員がグラスを持って、花婿と花嫁の健康を祝福しようとしたとき、
ポードリグは自分のそばに香りの良いワインがなみなみと注がれた
美しい金のワイングラスが置かれているのに気付きました。
不思議なことにそこにいただれも、
その金のグラスに覚えはありませんでした。
でもポードリグはきっとあの年よりプーカからの
贈り物に違いないと思いました。
そして、ためらうことなくそのグラスを持つと花嫁にすすめ、
そしてポードリグはそのワインを飲み干しました。
その後二人の人生には幸運と健康と幸福がついてまわりました。
そして、ポードリグはこの金のグラスを
一家の宝物として大切にしました。
今日もこのグラスはポードリグの子孫が大切に保存しているそうです。
「プーカ!プーカ!
お願いだから姿を見せておくれよ!」