
(相棒の5001c、これはバスのトップに使ってます。)
一昨年のこと・・・。
スウェーデンに旅行に行った。
ボルティック サーモン(巨大なアトランティック サーモン)
を狙ったのだが、100年以上ぶりの大渇水と高水温で不発。
では旅も楽しもうということで、UMEAの町で観光やら、釣具屋めぐりやら、ジャズのレコードを買ったりとリラックス。
そこでスウェーデンのアルファベットの発音に、日本人の重大な
勘違いがあることに気がついた。
先ず Bartic Salmon
バルティック サーモン ボルティック サーモンじゃないの?
バルト?ボルト?
そうです、日本人がバルト海とかバルト3国(ノルウエー、スウェーデン、フィンランドの3国)といっているのは誤で正しくは
ボルト海、ボルト3国なのです。
スウェーデンのアルファベットの読み方
Aは「オ」と発音。Aの上に「¨」が入ると読みが「ア」になる。
僕らの拠点にした都市もUMEAと書いて「ウメオ」と読む。
さてここで本題・・・。
釣具屋に行って、
「Please show me some アブ reels!」と店主に声をかける・・。
一瞬間があり、数秒後に店主の顔が明るくなり・・・。
「オー!オブー・・・。」
といって、新型のアブのリールを取り出した・・。
「えっつ?オブー?」
そそうか、Aは「ア」じゃなくて「オ」と発音するんだった。
物凄く衝撃を受けてしまった。
いつもアブ!アブ!と連呼しているのに、実は
「ABU=オブー」だったのだ・・・。
それもアクセントが後ろ上がりで オブーですよ・・・。
「オブー アンバサダー?」うーむっつ・・・・。
なんか20年以上連れ添った嫁さんの名前が
「ヒロコ」だと思っていたら実は「ハクコ」だったくらいショックだ。
小学校低学年の頃に、白鳥が「シロトリ」だとおもって信じていたところ実は「ハクチョウ」と呼ばれることに衝撃を受けて以来の読み間違えの衝撃(シロトリは高山から1時間のところに白鳥町(シロトリチョウ)という町があるので小学生は余計にそう思っていた。)僕の知り合いの1学年下の女の子は
「白鳥の王子」を(シロトリのタマゴ)と読んでいたくらいだ。
飛騨には白鳥は生息していないから、白鳥の読みは近くの町の(シロトリ)と同じだと信じていた。
それ以来のショック・・・。
さてぼくは、カッコつけて「ABU=オブー!」と呼ぶべきか。
さらに、ABU アブ!と行っている人にも
「あなた、それ間違いよ・・オブーよオブー!」
と知識をひけらかして嫌がられる典型的なアホなソムリエのようになってしまうのも嫌だ・・・。
そんな嫌なやつになったら友達が減るだろう・・・。
しかし事実は事実。
発音を正してこれからは「ABU=オブー」と呼ぶべきか?
いやいや、アブはアブだ日本人には昭和のガキには絶対アブだ。
間違っていてもいいからこれからも「ABU=アブ」と呼び続け
スウェーデンで学んだことは記憶の外に捨てるべきか・・・。
ABUはMADE IN SWEDEN
スウェーデン人が「オブー」と呼ぶのだから間違いなく「オブー」である。ABUの工場の人々も職人も釣り人も創始者もみなABUを「オブー」と呼んでいるのは現実で、アブ誤→オブー正は紛れもない定説なのだ。
どっちにする?オレ・・・。
オブ アンバサダー? オブ マニア? オールド オブ?
うーむ・・・・。