秋田、八郎潟近辺にてバスをトップで!

私は「チーム山周」に参加。
リーダーは山田 周治 氏。
ザウルスのモリちゃんと僕の3人で出陣。
御大 「チーム ノリス」は則さんと勝兄さんの2人。
今日はバリバリにビッグプラグで引き倒すぞ!
と気合が入っている時合に御大から・・。
「ヒデ、ミニミーで釣れ!使用感を報告してくれ!」って!
まじっすか?!
ベイトキャスター 50に軽いルアーを投げられるベイトリールをセットして、ミニミーマウスを結ぶ。
ドピーカンでバスの活性は低い。
ミニミーを動かしているとなかなか面白い。
マウスはモゾモゾと落ちた春セミのようにモゾモゾと動いてくれる。「これはつれるぞ!」
リトリーブすると見事にあのラージマウスの引き波を見せてくれる。ストップ アンド ゴー!止めてモゾモゾ!
いいねー!!
しばらくすると風が出てきて軽量ルアーが投げにくくなったので、
当初の希望通り、ビッグプラグにバッシングシャフトに持ち帰る。
プラグは新製品の、リッピン ダンプティー!
ストレートリトリーブでグリングリン見事に泳いでくれる。
回収でも喰いそうな素晴らしい泳ぎ!
流れの緩い リバー バスにもバッチリでしょう!
葦際にビシャリ打ち込んで、軽くトゥイッチすると、モゾモゾッツと直径10センチほどの連続テーブルターン!移動距離が素晴らしく短く、葦際で長くとどまってこれでもかとしつこく連続でバスを誘ってくれる。
シビアで葦際ジャストに打ち込んでねちっこく誘い続けないと出てこない、気難しいバスもこれにはたまらないだろう。
とそのとき、物凄い水しぶきを上げてダンプティーを襲う巨大なターゲットが水中にプラグを引きずり込んだ!
「ドバドバツ!」
フーキン! フーキン!
2発合わせを入れて、重い引きを受け止める!
(もしや、生涯初の巨大バス?!)
しかし 同船者のモリが大笑いで人を指差している。
「ウワー 雷魚だ 雷魚!」
一瞬僕は「雷魚」が「大魚(たいぎょ)」に聞こえて持つ手に力がこもる。
(しかし、何故にそんなに笑うのじゃ?!)
うねうねと蛇のように上がってくる巨体。
産まれてこの方、雷魚を釣ったのは初めて。
70cm級の立派な雷魚。
バスのトップ タックルでこのサイズを釣ればそれはそれで
引きはすごいものがある。
モリよ!君はサクラマスの外道だと岩魚に無感動で、僕の雷魚も大笑いって!岩魚 大好きの僕は許せませーんぜ!
雷魚だって立派なゲームフィッシュだろーよ!
しかし、船べりに来た巨大な雷魚。
触ると大変なことになりそう。
噂では物凄い歯をして危険らしいぞ。
「ヒデさん、どういう風にはずすんですか!ガハハ!!」
何故にそのよに喜んでいるのだ!モリ!
どうすればいいんだ・・・。怪我はしたくないし、全身ぬるぬるになるのも嫌だな・・・。
先ず携帯で写真を撮って・・・と携帯を探しているとバシャと暴れてロッドを緩めてやったらうまくフックが外れてもとのリリーパッドに帰っていった。
やれやれ・・・・。
しばらくすると、風もなくなってきたので再びミニミー マウスでって、何か報告しないと御大に吊るし上げられる。
ミニミーをキャストしていると、モリが・・。
「ヒデさん、それに雷魚が喰ったらどうします・・。ウハハ!」
いやらしい笑いだな・・・。
慌てて僕は、バッシングシャフトに持ち替えました。
御大様!ミニミーのレポートは管釣りで使って出しますので、
なにとぞお許しを!
夕方になると、バスの活性も上がってきた。
ただし、吸い込み系のバイトが多くて、ドバッツ!と言うわけにはいかない。
僕に連続ヒット!合わせが少し早すぎて乗らない・・・。
プラグをキャスト、葦際にビタリ!
波紋が消えるのを待つ!
ノックンシリーズのテスト ポッパー。
GAVOっつ! GAVOっつ!
ほとんど移動しないで、ポップしてくれる。
さらに待つ。ジーッと待つ。
さらにGAVOっつ!
今日は葦ジャストに打ち込んで、際から20センチ離れるともう喰わないので回収、と言うような活性。
そしてついに、
夕方のプライムタイムに連続で僕のプラグをバスが襲った!
シュポッツ!プラグが吸い込まれる。
バスが完全にプラグを持って行くまで待つ。
合わせたいのをこらえてジーッツと耐える。
完全に水中にプラグが消えて、ガツンと合わせる!
ググッツ! ポロッツ・・・。
プラグが抜ける音が聞こえそうなほど情けなく生命反応を失ったプラグが帰ってくる・・・。
なんと5連発で 乗らない・・・。
「ウワーッツ!」ばらして大声で叫ぶ僕を、またしてもモリは大喜びして笑っている。
優しい山周じいさんは「合わせも早くないし、不可抗力だよ」
と慰めてくれる。
モリも「きっと針を見てるんですよ、針の無いところをくわえているんですよ。」と僕に非が無いとなだめてくれるが、バラシ連続僕は、うなだれる・・・。
連発する中で、皆がノックンスピンを結びだした。
僕はノックンのポッパー プロト、モリも山周さんもノックンスピン。
名づけて
「ノックン 3兄弟!長男 周さん、次男ヒデ、三男 モリ!
行け行け!ノックン3兄弟!」
ここから、有終の美が飾られる。
先ずはモリ!
バフッツ!と出たバスを見事一発でフッキング!

45センチの ナイスバス!
次に僕!

40センチくらいのグッド バスを今度はフッキング!!
「よっしゃー!!」大声を上げてバスを手にした。
後は周さんです!
見事に葦と立ち木が絡む、ピンスポットの奥角ジャストにスッと優しくプラグがぽとりと落ちた。
これは出るぞ!全員が確信する。
「周さん!出ますよ!」モリが声をかける!!
ドアボッッツ!!
出たー!!全員が大声で叫ぶ!
ガッツリ!フッキング!!

見事45cm級のバスをゲット!
ジイが見事に最後締めてくれました。
暗くなって、岸に戻ると、「チーム ノリス」も釣れたようだ、
勝兄さんがミニミーでやったくれていたみたいで、「ヒデ、ミニミーどうだった?」と聞かれることも無く、無事危機をクリアー。
1日船の上で、冗談を言い合い、キャストが決まると
ウオーッツとうなり。
バイトに興奮し、バラシに落ち込み、笑い・・・。
マス釣りにはない、和気あいあいの別の楽しみがここにはある。
バスのトップは楽しい。
こいつも悪くない。
周さんのビッグバイトでこの旅を締めくくり、帰りたくないなと後ろ髪を引かれながら日本海にそった国道をひた走るのでありました。
周さん、モリチャン バスのトップ、沢山のアドバイスとヒントを有難うございました。