今年は5月末から6月初旬に 親族の引っ越しやら、その他にも釣り以外の所用がブッキングされ
秋田のサクラマス6月解禁は不参加
その他、スケジュールがどんどん割り込んできそうな雲行きに
意を決して 強引にスケジュールをねじ込み 北海道へ行ってきました。
乱暴な出発で無茶苦茶なスケジュールでしたが強行突破で道北へ向かいました。
6月2日から・・・
高山〜長野 松本〜千葉 袖ケ浦〜長野 松本(ここまでは釣り以外の所要)
そのまま新潟へ向かいフェリーで小樽
そして道北へ・・・・
猿払村のいつもお世話になる「笠井旅館」に宿泊して
イトウを狙う・・・
笠井旅館ではいろんな人に知り合って、旅の出会いが膨らむ
東京大学の博士をめざし大学院で イトウの生活史を研究する
女流 学者の卵 鈴木さん に出会った。
NHK「ダーウィンが来た」のイトウの生活史の番組で
ある骨の成長の年輪で海での生活の長さと時期が解るという研究の特集がありました。
彼女はその研究の論文を書かれた本人で、
イトウの話、生態系、産卵床のフィールドリサーチやベイトフィッシュの研究など
今回の旅の目的や成果、今後の研究の行方などをお聞きして、うらやましいばかりの
夢のある話をたくさんいただきました。
同じ宿で、千葉県の水産及び環境研究のスタッフともお会いして、イトウ談議に花が咲きました。
肝心の釣りは・・・
ベイトフィッシュのトンギョが異常に小さく(5〜6p)デカイミノーへの反応が悪くて
相当苦労しました。
潮時を考えながら、ベイトフィッシュを探し、バイトしているイトウを探し・・・
でもでかいルアーは喰わない
ようやくCDレックス7p(フックを4番に上げる)でヒット
75p 80pと連続ゲット!!
その上のサイズもかけましたがフックが小さくて逃げられてしまいました。

(75pの若いイトウ。次世代の巨大イトウ 予備軍!)

(イトウと呼べるのは 80pからかな?!80pの太い魚体。丸太のようだ。)
その後
7pでも喰わないさらにシビアな状況に・・・
ついには6pのスパシンにまでサイズダウン・・・
喰っては来るが6番のフックにサイズを上げた状態でもすぐにばれてしまう。
4番にフックを強引にあげるが、フックは背負うしルアーは魚雷のように動かないは・・・
でバイトしなくなる・・・
色を変え、フックを大きくしたり戻したり、
アクションを強くするとフックが絡むので、シェイクしたりスロージャークしたり・・・
ただ巻きスローの魚雷ストップ&ゴーでトンギョの動きをまねてみたり、何とか喰わせたい。
結局喰いは落ちてもフックサイズ重視で 4番フックが前後についたスパシン6pで
ついにこの釣行の最大魚をゲット!!
85pの欠損のない美しいイトウ ドカン!!

(産卵に参加していなかったのか?欠損のないパーフェクトな魚体。85pあれば立派なサイズです!これに会いに来たんだ!)

(上から見たらほんとに丸太。頭がずんぐり大きく、河坊主(海坊主?)。サクラマスネットが小さいですね・・・今回はやる気のあるやつを探してかなり動き回ったので、機動性を重視してこのネットでしたが本当はもっとデカイネットが必要です。)

(このイトウは本当に、美人だった。一匹一匹 表情が違って、このイトウには美人とういうのが当てはまるのです。ホレチマウヤロー!!。メーターに育ったらさぞかし美しいエレガントでド迫力のイトウになるのだろう。さらなる成長を願って、水中でのみ撮影して元気にリリースしました。)
小学生が30センチサイズの大きなスニーカーを
履いているようにバランスが悪いスパシンのセッティングだがこれでしかヒットしなくなった。
苦労して苦労して、悪い頭を使って、無い知恵を絞って、
この釣行 イトウ 8ヒット 3ゲット・・・・。
非常にランディングの確率が悪い 苦しい釣りでしたが、なんとか結果が出ました。
ボウズと紙一重のシビアな釣り・・・
偏食したイトウ釣りは本当に難しい・・・。
苦しんで 一つ引き出しを増やした旅でしたが、「偏食のイトウ 完全攻略」なんていうような
すっきりとした内容には程遠い難しさで、今後の課題も山積して宿題を抱えて帰ってきました。
あの グングングンン!! 重い潜水艦のような引き・・・
底へ底へと引きずり込まれる・・・
あの ワッサ ワッツサ ワッツサ!!
巨大なハンマーを左右に大きく振り回すような首ふり・・・
ドバッツ!!!水面を巨体が割る・・・
この 獣の襲撃を味わったら もう一生逃れることはできまい・・・
恐るべし 巨大イトウ・・・
吐き気を催すような巨大イトウとのファイトを夢見て
僕の道北詣は体が動かなくなるまで続くだろう・・・
イトウは凄い・・・絶句

(タンポポが咲き乱れるとイトウが騒ぐ。でもベイトが小さくて苦しかったなー・・)

(少し奥に入ると、獣道、なぎ倒された木、ヒグマの爪痕、動物園の猛獣の檻の臭い・・・
やばいやばい・・・引き返そう・・・)

(倒れて朽ちた蝦夷鹿。獣のエサになり、鳥類がついばみ、虫が湧き、小魚が育ち、そしてイトウが川の頂点として君臨している。道北の豊かな懐が、この強大な生態系を支える。)
帰宅してすぐに感じる・・・
すぐに川に戻りたい・・・
ここは僕のいる処ではない・・・
もうすでに 僕の心は太い流れに浸っている・・・
スペック データ
ロッド:
SAURUS ZYリンクス ベイトキャスター クイックトゥイッチン71H
SAURUS ベイトキャスター90HHCエクスペディション
ライン:
メイン 20LB リーダー 40LB
ビッグミノーには
ファイティングリーダー 80LB 20センチプラス
ルアー:
ビッグはシートプス 13.5p 15.5p、
ウッド シートプス14センチなど
サイズダウン CDレックス 85、70、スパシン 6pなど
スモールミノー+#4フック サイズアップ セッティング)
リール:
ABUアンバサダー 6001C
SJ ビッグプラグ ロングキャスト チューニング
ABUアンバサダー 5501C
SJ ライトチューニング(スモールミノー用)