10月6日〜8日 の連休に道東におりました。
狙いは巨大アメマスの河川
10月5日の移動中 ザウルスジュニア フレンズの チーム ヴァーレのメンバーから
心躍るメールが入る・・・
「ヒデさん!O川 爆発中! 1本の瀬で1時間で30本以上60〜70Cmオーバーがスイッチ入って
連発です!もう腕が痛いです!!」
数日前に通過した台風雨の影響で増水。10月4日、5日と最高の水状況に突入。
そしてやる気のある群れが入った瀬でスイッチオン!!
瞬間移動したい!!そんな衝動を抑えて6日の未明に北海道上陸・・・
ノンストップで東へ・・・
お昼近くにO川でチーム ヴァーレに合流。
ヴァーレのRIKIさん あの爆釣メールの主
「ヒデさん澄みません・・・今日は水がガクンと落ちちゃって釣れるのは2〜3本ポツポツです・・。」
マジですか・・・・テンション 下げ潮・・・
ヴァーレのメンバーと川を覗いてみるが、昨日爆発ポイントも魚が薄い感じ・・・
何度通しても反応がない・・・
「昨日はここも爆発してたんですが・・澄みません」
RIKIさんのせいではないのに、頭を下げられ恐縮してしまう。
東北ザウルスの西村さん一行も道東でアメマスを狙って先週から陣取っている。
西村さん「ひでちゃん 魚薄いよ・・となりのCHA川の方が魚上がってるよ。」
西村さん一行はとなりの河川へ・・・
しかし昨日の魚は何処へ・・・上流はどうだろう??

(歩きたてホヤホヤのヒグマの足跡!!)

(上流は熊の足跡に・・朽ちた若鹿・・・原生林の中に抱かれて。一人では危険です!)
そこでかなり上流に偵察へ。
魚は溜まっているところに居る。
どこにでもいるのではなくて、いるところにしかいなくて、
やる気のある群れをランガンで探すほどあちらこちらに群れがあるわけではない。
魚は薄く、このやる気のない群れでどうやって釣るか。これしか選択肢がない。
見つけた群れも、やる気のある群れとは言い難い。なかなか喰わない。

(渇水の上流域)
水は落ちて、ジンクリアーで渇水。昨日は増水で渡れなかったポイントも、
水位がひざ下まで落ちて、今日は楽に川通しできるとの ヴァーレの説明・・・
はっきり言って厳しい・・
かなりシビアなケースで、どうやって口を使わせるか???
さてここから悪い頭を絞って見えマス狙い。
いろいろやって、パターンを探る。
魚の反応を見ながらカラーローテーションとスピードの変化で
アメマスの群れに刺激を与える。
いきなり食わせるのではなく、あえてバイトゾーンを外しながら
群れの反応を見る。
徐々にテンションが上がりアメマスの体色が濃くなって怒っている!
時に群れの中心にいきなりドバッとミノーを打ち込んだり、
横に外れたラインを超高速で引いたり。あえて喰わせないキャストも加えながら
群れに刺激を与えてみた。
そして口を使わせるのは スローリトリーブ。

(ブットイ 70UPのボディー!)
ここぞというタイミングで、ベストコースをスローで通す。
このポイントで20本連発して90%以上が口をしっかり使ってバイト!
群れの中を沈めて早引きだとスレが多くなるが、
スローで喰わせるとほとんどガッチリ バイトしてくる!
すぐ見切って食わなくなるので、頻繁にカラーローテーションして
また一からアメマスに刺激を与え、喰いそうになるとスローで喰わせる。
いろんなカラーとスピードとコースで群れを混ぜるように刺激を与え、
激怒させるカラーはドチャート。バイトが多く取れたのはドチャートとチャートバックOB。
やはりチャートが効いた。ローテーションはピンクやライムチャート、黒、アクアマリン、
パーマーク パターンも加え、どんどんチェンジして刺激を与える。

(見事な巨大アメマス、遥かに70UP!パターンにはまってきた!)
ルアーのサイズと重さもどんどん替えて、ローテーションを複雑にしてゆく。
たった3投でチェンジするタイミングもある。とにかくカラーとサイズと重さ、
スピードとリトリーブコースのスクランブル。
チェンジ オブ ペースで難攻不落のアメマスを崩してゆく。

2日目からは北海道 ザウルスの金野 土屋 コンビも合流して
シビアな状況をパターンを読みながら攻略した。
落ち込んだコンディション 薄い魚影のなかで、絞り出した渾身の釣果!
2日半で 60本 サイズは 75Cm、74Cm2本、73Cm、72Cm2本、70Cm
70Cmオーバー 7本!

(一箇所で連発!そして最大の75Cm!)
この状況で出来過ぎの最高の結果でした。

(70UP 連発!!)

(でかいなー!見とれてしまいます!)

(オスの70UP! 面構えがたまりません!)
ヴァーレの皆さんの情報と北海道ザウルスの豊富な経験のアドバイスもあって
難しい状況のアメマスになんとか対応することができました。
北海道の友人たちに感謝です。
その後、オホーツク沿岸河川でニジマス狙いも渇水でチビばかり。
北のイトウ狙いも暴風と空っぽの川で虚しく撃沈。
河川を変えてさらにイトウ狙い、上流に上がってニジマス狙いと
スケジュールを考えていましたが、
愛犬が危篤になり、急遽予定を繰り上げて帰宅。
残念ながら、愛犬の最後には立ち会えませんでした。
色々考えさせれれる旅・・・
良いことばかりでなく、跳ね返されることも落ち込むことも・・・
道東での2日半は輝き、内容も含めじっくりと染み入る
思い出深い素晴らしい釣行になりました。
自然に・・友に・・ 感謝 感謝・・・ 田中ヒデ