
(写真が引っ掛かりの無い オリジナル ビミニツイスト)
2006年 9月22日の「トラウト プラッギン ショックリーダーのススメ」に一切引っかかりの出ないビミニツイストの件を書いたところ、問い合わせが多くありましたので、説明します。
この話題に初めての方も先ずは昨年の9月22日記事を読んでみてください。
トラウト プラッギンでは軽いバルサミノーを使用したり細いラインを使う場合が多々あるので神経を使う必要がある。
その為にエンドノットまで一直線で一切引っ掛かりが無く最後もぎりぎりでカットして抵抗を限りなく0に近くしたオリジナル ビミニの紹介です。
基本は通常のビミニツイストですので先ずはユニチカさんのHPでノットを確認してください。
その上で、オリジナルの注釈をつけてゆきます。
http://www.unitika.co.jp/fishing/knot/bimi/bimi.htm#
上記HPを参考に。まずこのページを開いてください。
見比べながら進めます。
STEP3 注釈:
よりは30回入れます。
STEP4 注釈:
強い力をラインにかけると、熱で劣化してラインがちじれてしまいます。トラウトラインには致命的です。よりを小さくつめていく前に必ず唾液で濡らしてからよりを密にします。
STEP5と6 注釈:
よりを逆方向に編みこんで行くのですが、トラウトシステムの場合、あまり蜜に編みこみすぎると頭の部分で抵抗がかかりすぎて切れてしまいます。
全体の半分ほどはルーズに編みこみ半分はきっちりと蜜に編みこんでゆきます。ソルトのエキスパートアングラーでもこのルーズ&タイトの編みこみ方をしている方が結構います。
注意点は最初に編みこんでいくときに2段いっぺんにかかってしまうと、せっかくルーズに編んでやわらかくテンションがかかるようにしても、2段入ってしまった部分に強くテンションがかかり、その部分から切れてしまうのです。しっかり1段だけ均等に絡むよう最初の巻き付け方が肝心です。大変重要な注意点です。ここで手を抜くと全て台無しです。
STEP 7 注釈:
仮止めですが、一直線に出っ張りをなくすために、外側からでは無く内側から片かけで結んで止めてください。これが引っかかりをなくすための第1歩の注意点です。
STEP 8 注釈:
エンドノットを3〜5回巻きつけると、細いトラウトラインには締め付け時に強い抵抗がかかりラインが劣化してその部分から切れます。
また、この部分がほどけたら、システム強度は0に近くなり、システムとして機能しません。
通常の方法で問題のあるこの部分をオリジナルのエンドノットで締めます。
エンドノットの前に、
ラインを締め付け時の摩擦から守るために最初にウエットします。
ここからが最後のこつです。
2本のラインを外掛けで1回だけ巻きつけて止めます。
初めは下からラインをまわして止めます。
次は上からラインをまわして止めます。
これを上下交互に各4回、計8回繰り返します。
これによってソフトに編みこむようにエンドノットが完成します。
出っ張りもでこぼこも一切出ません。
本当は6回でよいのですが後の2回は保険です。
最後にもう一度ウエットして強く締めこみます。
ぎりぎりにあまりを残さずカットして、一切の引っ掛かりを取ります。
ぎりぎりカットでほどける心配をするかもしれませんが、2回余分に締めこんでいるのでほどけたらもう一度締めこんでカットすれば問題なしです。
その為の保険2回分の結びですが、私の場合ほとんどほどけたことは有りません。
細いラインで有効ですが、もちろんベイトリールで使う16lb以上のラインでも大変有効です。特にラインシステムが引っかかってしまうと、スムーズにラインが出ず、ベイトリールのバックラッシュの原因にもなります。
このシステムですとベイトタックルでシステムの抜けを気にせずフルキャストできます。それに、美しく真っ直ぐで段差の無いノットって使用していて気持ちが良いですよね!
もちろん強度は100%出ます!
文章ではわかりにくい部分も多々あると思います。
直接お会いできればいつでも秘密を直接お伝えします。
通販の方には完成したシステムラインをサンプルでお渡ししてもかまいません。お気軽にお尋ね下さい。
参考になりましたでしょうか?わかりにくかったら、遠慮なく指摘してください。