2007年02月23日

九頭竜サクラマス 全面解禁 その後は?

IMGP0987_t.jpg(後輩のY君 今年からベイトキャスター)

全面解禁の九頭竜川はいまいちの状況がつずいている。16日の第2次解禁は大荒れの天気で不発。その後天気が回復しても釣課はポツリポツリ・・。
20日に後輩のY君と再び九頭竜へ行ってみた。天気は良い、水色も良い、水温も午後には8度まで上昇。あとはサクラマスだ。状況は1月に入った小さな群れが散らばってうろうろしている状態のようだ。当然解禁からマシンガンのように飛んでくるルアーをいやというほど見続け、超すれっからしの
低活性状態に間違いない。
下流の高屋あたりで1日3本以上出たという話が聞こえ始めると、すれてないまとまった群れが川全体に散らばると思う。おそらく3月にはいる頃には
状況は変わってくると思うよ。
しかし、すれてはいるがサクラは少ないながらいることは間違いない。
解禁から約1000人がキャストしまくり私のつかんでいるゲットは2月1日から川全体で20本弱。確立で言うと1/500という厳しい状況だ。

2月20日再び九頭竜に立った。
新しい群れが入った情報は無い。
この状況だと、激しくサクラが追い喰いして強烈にミノーにアタックすることはほとんど考えられない。送り込んでピンポイントを通して何とか口を使わせるしかない。あたりはコツンとかゴソッとかモゾッとかいう極小さな当たりだ。一瞬のスキも許されない。
朝からちぎっては投げちぎっては投げ・・・。

10時を過ぎた頃、チャンスはやってきた。
これだけやる気の無いサクラマスを反応させるには鼻っ面を通すしかない。
僕の実践するクイックトゥイッチン メソッドのバリエーションでもっとも沈める、スローなアクションを選ぶしかない。
狙いは深く長いトロ瀬の開き部分の最後のかけ上がり付近だ。

上流3時方向に投げる(通常はクロスからややアップ1時位)正面に来たところで底を完全に取る。
そこからフィーダーレーンにCDレックスをのせて、トゥイッチをやわらかく(活性があれば強くする)入れながら、出来るだけ長くバイトするゾーンをラインスラックを出さぬよう送り込んでゆく。
とにかく長くミノーを見せてバイトゾーンに長く入れておくことがぽいんとだ。

8号線下流 元バッティングセンター前のトロ瀬にて唯一のチャンスが訪れた。
ミノーを送り込み、30メートルは送り込んだだろうか、バイトゾーンを外れようとするそのとき、コツ コツと2回小石に触ったような感触が伝わってきた。
正面で底を取ったが、送り込みはボトムから40cm上をキープして送り込んでいる。同じキャストを3回繰り返したあとなので底に触れたり障害物が無いことはわかっている。
コツッツ コッツゥ!前当たりだ!!

そのリトリーブでは喰わなかった。
少し間をおいて同じコースでCDレックスを送り込んでゆく。
先ほどコツコツと前当たりの有ったところまで送り込んだら、フッとテンションがゆるくなった。間違いなくサクラが後ろに付いた、軽くちょんちょんとトゥイッチして誘う。盛期ならともかくこの状況で強くトゥイッチを入れたら経験上逆効果でサクラは逃げてしまう。
しかしサクラは乗らない、もうフィーダーレーンを30メートル以上送り込んでいる。
最後の手段、間髪おかず奥の手にでる。
ここでベイトリールのスプールをフリーにして30センチだけさらに送り込んでやる。サクラが後ろに付いた一瞬に行わなければチャンスは無い。
この作戦はベイトリールだから出来る。スピニングでベールを返していたら間に合わない。
ふっとルアーが緩み、10センチだけさらに沈んでサクラの鼻っ面にCDレックスがスイングする!
このメソッドで最悪の低活性サクラマスを何度もヒットさせてことがある。

コツ ゴツ  ググーッツ グングングン!!
乗った! バッシッツ!一発合わせを入れてすぐロッドを寝かせてボウをする。ここでロッドを立てたら100パーセントばれる。
ゴンゴンゴン! 3回ほど体をローリングさせてフッと軽くなってしまった。アッツ!小さく叫ぶと同時にばれた直後のサクラマスがびっくりしたのか痛かったのか水面から30センチほど飛び上がり60センチを超えるギンピカの体を見せびらかして流れに消えていった。

最高に送り込んでこれ以上送り込んでもバイトが取れない所まで送り込み
さらにラインフリーにして送り込んでのヒット。
一番ばれやすい典型的なショートバイトになってしまった。
こうしたヒットは2回に1回ゲットできたらOKだろう。
バラシはしたけど、納得してヒットさせていることと、ばれる確率が高いことがわかっていてショートバイトに持ち込んだので、結果は残念だが
満足しているし、必ず次につながる。

最悪の条件で得た今シーズン初の生命反応にますます燃え上がってゆくのであった・・・。

ほんとうはむっちゃくちゃ悔しい・・・。
納得しているなんて 半分負け惜しみです。

次回こそリベンジだ!! 田中 秀人
posted by saurus junior at 14:16| Comment(1) | TrackBack(0) | ■ 釣行記
この記事へのコメント
まるで、映像を見ているかのような描写でついつい私もロッドを振っているような気になってしまいました。
10年ほど前に九頭竜へトライしていましたが、1本も上げることが出来ず、いまは釣りから脚を洗ったような状態。
また、釣りに行きたくなりました。
Posted by りょうぞう at 2007年02月24日 14:59
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