2008年05月16日

後輩も親友も 本流イワナ50cmUPゲット!!リリースした?

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後輩のルアー職人 Y君が13日に本流で50cmのイワナをゲット!
久しぶりの大物に興奮しておりました。

親友の肉屋のY氏も今年すでに 本流イワナ 50cmUPゲットしています。(彼は本流トラウト100%リリースです。)
厳しい冬のその年はビッグトラウトの当たり年になるという、自論が当たっているようで、今年は好調です。
乗鞍岳もまだ真っ白で、本流の水量も今年は豊富です。

5月13日の後輩 Y君からの報告!
稚アユが入り、ブラウニー9センチに ドバッツ!!
素晴らしい!

「ところで、大イワナ リリースしただろうな!?」

「・・・・・。」

「えっ?キープしたの?剥製にするの?」

「すみません、ぶつ切りにして食っちゃいました・・。」

「でかいイワナは殺しちゃだめよ。食べるなら30cmくらいまでの谷のイワナを家族分だけキープして食べなさいよ・・・。」

「尺は逃がします。でかいの食ったら旨かったですよ。」

「バカ言っちゃいけない、反対だろ!でかいのが旨いわけ無いだろう。イワナのでかいのは食っても旨くない。食べ頃サイズを食べなさいよ。君の味覚がおかしいんじゃないの!!」
と問答が続く。

心配ありません、師弟関係なので喧嘩にはなりません。

でかいイワナは食っても旨くないので、生涯のメモリアルトラウト
や自己最高記録のイワナは剥製にしても良いと思いますが、それ以外は、でかいイワナほどリリースをお願いしたい。
でかい魚は大型になる遺伝子を持っています。
でかいのをどんどん殺してゆくとその川のアベレージサイズが下がってゆきます。
そしてその大型魚がここまで大きくなるのにどれだけの時間を費やしたのかと思うと、是非子孫を残して欲しいと願ってしまいます。
本流のビッグトラウトはサクラマスのように2年間海で過ごして釣り人の脅威からはなれているのとは違い、禁漁期間以外は常に狙われいます。
次々に抜いてゆくと、魚がいなくなってしまいます。

僕の記事を見て飛騨の本流に出かける人がいたら、お願いですが、
本流のトラウトは出来ればリリースをお願いしたい。
30cmのトラウトを2桁以上釣ってみんな持って帰ったら確実に釣れなくなってしまいます。
本流の30cmトラウトは 40cm 50cm 60cmと巨大化してゆくモンスターたちの予備軍で、本命の子供たちです。
もちろん、お願いに過ぎないのですが本流の魚はリリースして欲しいと願っています。

僕も、イワナやヤマメは食べるのが大好きで、年に数回は家族の人数分だけ、渓流から頂くこともあります。
環境団体の宗教的なまでの動物愛護とキャッチアンドリリースを妄信的に提唱するつもりはありませんが、本流はリリースをお願いしたい。

キャッチ アンド リリースの話題になりましたので、サクラマスについても一つ。

サクラマスはリリースするの?
と良く聞かれます。

初期のフレッシュなギンピカの魚は脂ものり最高の食材です。
ありがたく、頂くこともあります。

九頭竜川では知り合いがサクラマス アンリミテッドというキャッチアンドリリースとサクラマス保護を九頭竜でお願いしている団体に関わっており、スペシャリストワッペンまで頂いている経緯があり、フレッシュランでもリリースしています。

九頭竜川サクラマスアンリミテッドは解散するとの噂も聞いています。ボランティアで稚魚放流や河川清掃などサクラマスの保護と増殖にも貢献された皆さんの努力は賞賛に値します。
長い間ご苦労様でした。

話がそれましたが、サクラマスのリリース。
5月以降に、しっかりとうろこがついて絞られた体のマスを釣ったら、リリースします。
食べても脂が落ちて旨くないので、それならばしっかりと子孫を残してもらうよう願いを込めてリリースします。
6月の秋田ではほとんど100%リリースになると思います。

夏マスは食っても旨くないのでリリースしてその子孫をまた狙いたいものです。

こんなことを書いていますが、実は自分自身の過去の行いから反省して、こう思うようになったのです。
昔 タバコをすっていて今はやめた人が、タバコは体によくないのでやめろとか、昔の悪が悪い事しちゃだめよと説教するとか、学生時代に勉強しなかったのに自分の子供には勉強しろとか、それらのように説得力の無い意見かもしれません。
でも今は、愛着を持って、強く思っているので皆さんにお願いしています。

そんな僕は、少年時代はえさ釣り師で、魚篭いっぱい釣ったとか、
100匹以上釣ったとか自慢していました。情けない。
大イワナやレインボーもでかいのが釣れるたびに剥製にして・・。
バカみたいに壁に剥製をバカバカ飾って・・・。
無用に殺生をして、猛烈に反省しています。
剥製は一生に一度の、メモリアルトラウトだけでよいと思います。
(天然記念物級のイトウは大小、メモリアルを問わず、絶対リリースです。剥製でなく写真を撮ってパネルにしましょう。ウロコを一枚だけもらうのもいいですね。サイズを測っておいて、後からレプリカを作成するのも一つの手ですよ!)

いつまでも、良い川がつながって行きますように。
皆さんの良いつりが続きますように。
願いを込めて・・・・。
posted by saurus junior at 09:03| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ Saurus Jr. Friends の釣果
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