2006年09月22日

トラウト プラッギン  ショクリーダーのススメ

IMGP0468_t.jpgソルトのルアーフィッシングでは常識のシステムラインとショックリーダーの使用。トラウトでもサクラマスを代表とする本流のプラッギンではかなり浸透してきた。では、小規模河川や本流の中上流域、支流などでビッグトラウトを狙うときに、ショックリーダーは必要なのか?
私の意見はケース バイ ケースと言うことになる。リーダー使用の境目となる基準はいくつかある。1つ目は魚のサイズ。30cm台のトラウトがターゲットの場合リーダーを使うことはない。50cm以上のビッグトラウトの可能性がある場合は迷いなくリーダーを結束する。渓流でのウルトラライトのプラッギンには不必要ということになる。リーダーの使用は、根ずれやフック干渉によるラインブレークを防いでくれるが、メインラインよりも格段に太いリーダーは超小型のバルサ フローティングミノーの使用などではあきらかにその泳ぎを悪くしてしまうデメリットが有る。
では40cm級のグッドサイズが狙える場合はどこに境目があるのか?リーダー使用の2つ目の理由になるが、それはストラクチャーの有無ということになる。40cmのトラウトでもガンガン瀬の岩が多くてスナッギーなポイントや流木、倒木、水没した立ち木、テトラ等のマンメイド ストラクチャーが有れば使用する。
3つ目の理由は、ターゲットのすれ具合と水の透明度。魚がすれている場合で水がジンクリアーのケースでは、40cm級を狙っても直結、それも視認性の良いラインではなく透明なラインで4lb以下のラインを使用することがある。この場合は当然ラインブレークのリスク覚悟であるが、ヒットさせなければゲットのチャンスは無い。
4つ目の境目は河川規模と水量で釣り上がるのか下がるのかが境目になる。グレーゾーンの河川で説明しよう。支流や中上流域ではその日の状況で釣り上がるのか下がるのか迷う場合があると思う。増水気味では釣り下がり、平水から渇水気味であれば釣り上がる。そんな判断が必要な状況が頻繁にあるはずだ。40cm級のヤマメ狙いを例にとって説明すると、釣り上がるならリーダーなしで釣り下がるならリーダー使用ということになる。釣り上がる場合はキャスティングやリトリーブ&アクションに技術が必要だが40オーバーのヤマメでも比較的ランディングしやすい。体をグネグネさせながら流れに乗って自分に近ずいてくる。多少、強引気味に一発でネットに入れたほうがランディングしやすい。釣り下る場合は、ストラクチャーにプラグを送り込んだり、タイトに障害物の中でアクションさせることが多い。この場合ヒットした40cm級の大物は体をくねらせ、障害物に突っ込んでゆく。流れの強さが魚の強さにプラスされ強引にやり取りすると、得意のローリングで体にラインを巻きつける。こんな状況でリーダーなしではメモリアルなビッグワンにラインブレーク。だから釣り下りにはシステムラインということになる。ラインシステムはいわゆる保険だ。備え有れば憂い無し。臨機応変にリーダーを利用しましょう。(写真は9月の43cm 鼻曲がりオス ヤマメ。12lbのリーダーをグルグル巻きにしている。本文最後に説明しているような状況でゲットした。リーダーが無ければラインブレークしていただろう。)
posted by saurus junior at 13:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ■ Plugging How to
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